自転車 & 熊野古道
自転車で和歌山の熊野古道へ。
古道全部を自転車で走る事は出来ませんが、部分的に走れるところを走る自転車ツアーです。
お店のお客様同士の「紅葉シーズンにどこかに走りに行きましょう!」という企画にのせていただきました。”どこを走って””何を食べて””どこに寄って””どこに泊まって”...何から何まで段取りをしていただいて、私は付いて行って走るだけ、良い身分のサイクリングツアーです。
《サイクリングツアー概要》
明石⇒JR紀伊田辺駅付近 クルマで輪行
サイクリング走行ルート:JR紀伊田辺駅付近~熊野古道 中辺路(田辺から本宮、新宮、那智に至る山岳路)に沿ったルート
宿泊:田辺市本宮町、渡瀬温泉
帰路:JR紀伊勝浦駅⇒JR紀伊田辺駅 まで電車で輪行
という1泊2日ツアーです。
サイクリング旅行なので、
・荷物問題
荷物はリュックで背負う予定、極力軽くしたいので持ち物をどこまで減らすか。
・服装問題
季節的に日によって寒い日もあるのでどんな服装で走るか、寒さを我慢して走るのは苦痛だが逆に暑くなって服を脱ぐと荷物になる。
さらに天気予報が微妙だったので、レインウエアをどうするかという悩みも。
ギリギリまで心配しましたが、結局雨は何とか回避できそうな感じなので雨の用意は持たずに出発。
いよいよスタート、はじめのうちは市街地を走ります。
曇っていますが雨は大丈夫そうです。
市街地を抜けると山や川に囲まれた自然豊かな風景の中を走ります。
まずは熊野古道中辺路の起点となる「瀧尻王子」へ立ち寄ります。
サイクリストはいませんでしたが、観光バスでの観光者さんや熊野古道を歩きで回るハイカーさんがたくさんいました。
そこからすぐ近くにある高台へ、ちょっと寄り道をしてヒルクライム。
しんどい思いをして上り切ると良い景色が見れました。
昼食ポイントに向かう途中、たまたまとまった場所の横にいい感じのもみじが。
途中の道沿いに「牛場童子」像がいくつかありました。本当の像は少し山を入った所にありますが、お腹が空いたので先を急ぎます。
そして昼食ポイントに到着。
ひっそりとした場所すぎて、かなり探して「本当にあるの?」というところで発見しました。
古民家を改装した店内、テーブル、イスなど全てにこだわりを感じます。ゆっくりお茶を飲みながら食事を待ちます。
もちろんメインのごはんにもこだわってます。シイタケたっぷり肉みそ丼。
コロッケと玄米ご飯のプレートランチ。
さらにケーキやパンも食べて、コーヒーも飲んで再スタート準備完了です。
表にシイタケがたくさん干してありました。
ランチの後は熊野古道を自転車で走ります。
坂を上った峠に到着。
茅葺き屋根の雰囲気抜群のお茶屋さん。団子を食べるつもり満々でしたが、そういうお店ではありませんでした。
お茶屋さんのすぐ横に杉の大木がありました。
ここからは本日の宿へ向けて移動します。峠道は終わりでほぼ全て下り基調です。
曇り空の中下り基調を走って、少し体が冷えました。
1日目、無事宿泊先に到着です。
サイクリストにやさしいホテル。自転車を部屋の中まで持って入れるので安心です。
少し冷えた身体を温めに、西日本最大と言われる露天風呂へ向かいます。
写真を撮り忘れましたが、夜と朝おいしい食事をいただき、帰りにはお弁当もサービスしていただきました。
2日目、まずはホテルの近くにある「熊野本宮大社」へ。
サイクルラックもありました。
ここから参道は長い階段があったので、歩きやすいシューズがおすすめです。
この先は撮影禁止です。
朝早めの時間でしたが、けっこうな数の方が参られていました。
すぐ近くにある日本最大の大鳥居にも。
遠くから見ても近くから見ても大きかったです。
大鳥居の先、自転車を降りて紅葉を見ながら歩きます。
2日目は朝のうちは曇っている感じでしたが、時間が経つにつれて晴れてきました。
次は熊野速玉大社。本宮大社とはまた違った雰囲気です。
朱色にキレイに塗られています。
そして神倉神社へ。
「ゴトビキ岩」といわれる大きな岩を、せっかくなのでちょっと見に行くつもりで訪れました。
写真では伝わらないと思いますが、これが見たこともないとんでもない急階段でした。
巨大な岩と
新宮の街を一望の絶景が拝めました。
バイクシューズなのでソールが固く、苔の生えた急階段の下りはかなり怖かったです。
後は電車の出発時間を考えながら、残った時間をどう使うか。
途中、こんなところで休憩したり
駅に早めに着いて足湯に浸かったり、駅前商店街をブラブラしたり
ここから輪行で帰路につきます。
車内で食べるごはんやおやつもたっぷり買ったので、後は電車が来るのを待つだけです。
2日目の後半の動画です。クライマックスは良い天気で締めくくりです。
全員事故トラブル無く出発地点の紀伊田辺駅へ到着です。
ここからちょっとだけ自転車に乗ってクルマの所へ。そして明石へ。
1日目
走行距離:57.7km
中盤に上りがありますが、そこを過ぎればあとは下り基調です。
2日目
走行距離:48km
若干のアップダウンはありますがほぼフラット。
今回が初めての熊野古道サイクリングでした。
余裕をもった行程のおかげで、観光ポイントや食事をゆっくり満喫できました。
帰路が電車での輪行だったことも、気持ちに余裕ができてより楽しめました。
その他感じた事を書いていきます。
・サイクリング時の荷物は軽ければ軽いほどライダーの負担は少ない。天気や気候によりますが、出来るだけ軽くした方が絶対に楽です。
・アップダウンのある今回のようなコースを走る場合、暑いシーズンだと熱中症などの心配があり、寒いシーズンだと汗冷えして体調を崩す心配があります。春と秋のシーズンがベストだと思います。
・どうしてもというお土産以外は、我慢して最後の最後に買う。
・基本的に明るい時間だけのサイクリングのつもりでも、知らない道には意外にたくさんのトンネルがあったりします。前後のライト(できれば明るいもの)は必ず持っていく。
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